25歳、インドでの瞑想の旅(ヨガ修行)を終えて感じたこと

25歳のとき、思い切ってヨガの学びを深めるために仕事を休職して、インドへ旅にでました。

そこで体験した出来事は、衝撃的なことも多かったけれど、人間も自然の一部であることを肌身を持って感じることができた貴重な時間でした。

1か月間の修行生活を終えて、日本に帰国して、感じたことは、
空港がグレー色で無機質であること でした。

ただそこには、自分に襲いかかってくる恐怖心は何もなく、平然とした様子が漂っていたことを覚えています。

それは無償な安心感でした。

『わたしは、ちゃんと帰ってこれたんだ。』

今まで、他者の気持ちを優先してこれたこと、
取り繕っても生きてこられたのは、
秩序ある整理された日本に生まれて、家族や地域の人に守られていたから
なのだと。

深い感謝とともに、己の未熟さを知ることができた経験となりました。

このように視点を広げたことで、より客観的に物事を捉えたり、新たな価値観が生まれることがあります。
生まれ育った環境で知らず知らずのうちに培った不自由な信念をひとつひとつ手放すことで、本当の意味で自分自身をまるごと受け入れることができるようになるんだと感じます。

何者かになろうとしていた自分がいることに気が付いただけで、十分な旅でした。
一歩一歩ゆっくりと、感じ方の変化を楽しむのもありだなあ と思う今日この頃です。