『相談することは誠実さの現れです』
突然ですけど、この記事を読んでいるあなたは悩み事があったときに
誰かに相談をして、自分の気持ちを外に吐き出したり、
他者の意見を聞くことがありますか?
『勿論あります!』
『相手があるときには、相談します。』
『あまりしないかなぁ。』
『全くしないです。』
などなど、様々な返答が聞こえてくる気がします…。
この記事は、『全く(相談)をしないです。』と返答された方にこそ
読んでもらいたいです。※相談できる人は読む必要はないかもしれません。
実は筆者である私自身が、かつては相談しない(できない)人間でした。
『みんな忙しそうだし、私のような人間の悩みに時間を使わせるのはもったいないよなぁ。』
『人の迷惑になりたくないし…自分で何とかしよう…。』
こんな気持ちがありました。
現状がよくないから、とにかく新しいことをチャレンジしていきます。
(幸いにも行動力はあるんですね。)
えいやーー!(闇雲に行動するときの掛け声)
ドサドサドサ(失敗して崩れる音)
こんなことを繰り返していました。
結果、私は27歳のときに精神崩壊をします。
精神病院に運ばれ、強制入院の措置がとられました。
その時のあれこれは、ここでは長くなるので割愛することにしますけど、
人に迷惑をかけたくなくて、相談してこなかったのに、
「あれ、なんだかすごく色んなところで迷惑をかける始末になっているぞ。」
と、しばらく時間が経って気が付いたわけです。
結局のところ、自分の気持ちを吐き出さず、悩んでいることを
周囲に打ち明けないと、関係性が育まれないんです。
そう私は思うんです…。
人に気を遣える優しいあなたが、(周囲から見て)謎な人のままでは本当に勿体ない!と。
悩みがあったなら、いや!真剣に困っていることなんてなくても、
両親や兄弟、友人、上司や同僚、恋人などに、あなたの素直な気持ちや感情、思いを
打ち明けてみてください。
本音で話しあえる関係性が構築されていく過程は、ほのぼのするものがあるんです。
ということで、まとめです!ポイントは3つ!
①生きるのに一人では無理があることを知る。
②感情・気持ちを言葉で表現することは我儘なことではないということを知る。
③相談するということは、まわりに回って相手の立場に立って考えられる人の行動であることを知る。
すぐに実践することが難しいな。と思われる方もいると思います。
うまく説明できなくてもOK!
どうせわかってもらえないと諦めないでください。
弱みを見せるのが怖い、相談に関する嫌な経験がある
という方は、カウンセリングを活用するのも一つの手です。
はじめは、トイレやお風呂場など個室空間で、自分自身で問いかけて
声にだしたり、心の中でつぶやいてみるのも良いと思います。
そっと目を閉じて、今の自分の気持ちを感じてみてください。
ぬいぐるみやペット、植物に話してかけてみるのも良いかもしれません。
自然と自分の気持ちを表現できるようになってきたら、
現実問題で関わっている人に対して相談をしてみてください。
お相手(関わる側)も、あなたのことを知れて安心することは結構あります。
あなたは、あなたのことを理解してくれている空間にいることで、安心感を得ることができます。
それは双方にいえることです。
一緒にいる相手も謎な人と過ごすより、気持ちをわかっている相手といる方が安心できるんです。
だから、相談する行為は誠実さの現れなのです。
困ったことがあった時、『よし!相談できるチャンスが巡ってきたー!』
と、捉えられるようになったら、ピンチがチャンスに変わります。
いかがでしたか?あくまで、一つの考え方ではありますけど、
知らない間に培った自分自身の偏ったマインドに新しい風が吹き込んでいたら
嬉しいです。ではまた~!